免疫療法
免疫療法
一般的に悪性腫瘍に対する治療法として『外科的治療(手術)』『化学療法』『放射線療法』の3つが知られております。

しかし最近になり動物医療においても副作用が少なく、またQOL(生活の質)を高める『免疫療法』が注目されています。

この治療法は、化学療法や外科切除手術のように、大きな腫瘍をすぐに小さくするような著効は期待できませんが、活性化され数も増えた免疫細胞が体に散っている1つ1つのガン細胞を攻撃する為、ガンの進行を食い止めたり免疫力が上がることによる食欲増進、体力回復等の効果が見られます。

活性化自己リンパ球療法

化学療法に様々な抗癌剤が使用されるように免疫療法も様々な方法があります。
その中で本院にて実施可能な免疫療法の一つである『活性化自己リンパ球療法』について簡単に説明いたします。

『活性化自己リンパ球療法』とは患者(犬)より約10cc採血し、血液からリンパ球を分離し、活性化および増殖させ約2週間後再び体内に戻すというものです。

リンパ球は体内で発生し、増殖する腫瘍細胞を押さえ込む免疫機能の中心を担っているものです。
このリンパ球を活性化および増殖させ体内に戻すことで弱った免疫を回復させ、腫瘍の再発や進行の防止に期待がもたれています。
元々自己のリンパ球であるため副作用が非常に少なく、起こりうる副作用としては軽度の発熱が挙げられます。

しかし、それも持続するものではなく苦痛もないと言われています。
動物のデータとしては末期ガンの症例を含め68%でQOL(生活の質)の向上効果がみられています。
人では活性化リンパ球が放出する物質により痛みが緩和されているという報告もあります。

活性リンパ球の流れ

リンパ球の流れ

活性化リンパ球治療に関するQ&A

 Q.この治療で癌は治癒するの?
Q.手術により、癌病巣は完全に切除できた場合、この治療を行う必要あるの?
Q.どのくらいの期間、治療を受けるの?
Q.猫でも同じ治療が受けられますか?